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治験はある程度短期間でも収入が得られることから、興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、治験を受けてみたいと思っても、そもそも「何をするのか?」「参加のための条件はあるのか?」「メリット・デメリットはあるのか?」など、さまざまな疑問を抱いて、手を出しにくいかもしれません。
そのような方へ向けて、ここでは治験を受けた方の体験談を集めてみました。体験談をチェックしておくと治験がどのようなものかイメージしやすくなるでしょう。
治験の内容やメリット・デメリットも解説するので、参考にしてみてください。
この章では、治験の内容や参加するための条件について具体的に見ていきましょう。
新しい薬が開発されると、販売される前に効果や副作用が調べられます。治験とは、人体に対して行なう、安全性や効果をチェックする臨床試験のことをいいます。
治験は、新薬だけではありません。サプリメントや化粧品なども含め、まだ正式な製品にはなっていない“候補”段階の製品を健康な成人や患者に使用して、効果や安全性、治療法を確認する目的で行ないます。
候補段階の薬やサプリメントの服用後、採血などしながら体調の変化や経過をチェックするのが治験の基本的な内容です。治験は大きく分けると通院タイプと入院タイプがありますが、どちらも薬などの服用後の体調の変化を見ていきます。
通院タイプは比較的負担が少ないものが多く、採血や脳波測定のモニターであれば4~5時間ほどで済むので日帰りが可能です。入院タイプは、期間は治験の内容によってさまざまで、短いものでは1日、長期のものでは1ヵ月以上のものもあります。
なお、入院期間中はしっかりと時間管理された生活を送らなくてはいけません。起床や就寝、食事はもちろん、定期的な検査の時間まで厳密に決められています。
ちなみに、リッチモンド・ファーマコロジーでは、入院タイプ・入院+通院タイプの治験のみを取り扱っており、通院だけのタイプの募集はありません。
治験に参加するには条件がありますが、どういった内容が定められているかは治験ごとに異なります。年齢や性別が限定されているケースや、他に大きな病気がない・体調が良い患者のみを対象にしている治験が多いです。
また、病院に通えるかどうか、これまでどのような治療や治験を受けたかなど、さらに細かく問われるケースもあります。治験への参加に同意しても、診察や検査の結果次第では、医師の判断で治験への参加ができない場合もゼロではありません。
高額アルバイトというイメージもある治験ですが、実際はアルバイトではありません。治験ボランティアとしての扱いであるため、アルバイト代ではなく、謝礼金や協力金としてお金を受け取ることになります。
謝礼金や協力金は、治験に協力した期間に応じて、日時単位で支払われるのが一般的です。通院タイプは日帰りが可能で拘束時間も短い一方、入院タイプは拘束時間が長く、入院中は規則に従う必要があるため相場が高くなる傾向にあります。
一般的な治験の相場は、以下のとおりです。
・通院タイプ:1日あたり7,000~1万円程度
・入院タイプ:1泊あたり1万~3万円程度
この章では、治験に参加するメリット・デメリットを解説します。
メリットは、以下のとおりです。
治験を受けるにあたって、事前に診察や検査を受けることになります。健康な方にとっては、無償で健康診断が受けられるイメージです。
治療中の病気に対しての治験を行なう場合でも、通常よりも詳しい診察や検査が受けられます。
これに加えて、比較的高額な協力金がもらえるのもメリットです。
治験は、承認されていない新薬の臨床実験が目的です。治験を受けることで、将来、治療に役立つ新しい薬が誕生させることにつながります。
これは、病気で苦しむ人の治療に役立てるということであり、大いに意味のある社会貢献となるのです。
入院タイプの治験の場合、起床・就寝・食事の時間が厳密に定められています。そのため、一定期間、入院する治験では、規則正しい生活を身に付けられるでしょう。
デメリットは、以下のとおりです。
入院タイプの治験の場合、ほかの参加者との集団生活となります。そのため、集団ですごすのが苦手な方にとってはストレスを感じることもあるでしょう。治験の内容によっては、運動や食事、睡眠などに一定の制限があるケースも多いです。
通院タイプの治験であっても、生活面で守らなければいけない事項もあるでしょう。通常よりも慎重な診察や検査が必要なため、来院や検査の頻度が多くなることもしばしばあります。
治験は、医師がすぐに対応できる安全な環境で行ないます。しかし、これまで知られていなかったような副作用が出る可能性もあります。
この章では、治験に参加するにあたって、どのような点に注意しておくべきかを解説します。
市販されている薬や処方薬でも副作用があるように、治験薬でも副作用が出てしまう可能性があります。
もし治験中に身体に異変を感じたり副作用が見られたりした場合は、担当医師が状況をみて、治験を中止するか続行するかを判断します。
中止が必要と判断されれば、速やかに治験は中止され、医師や医療スタッフによる適切な処置・治療が行なわれるため、心配し過ぎることはありません。
治験期間が終わり、後日身体に影響がみられた場合も、しっかりと対応してくれるため、安心してください。
また、身体に異変や副作用が見られた場合、製薬会社または治験会社が治療費や外部の専門医にかかる費用などを負担するのが一般的です。そのため、被験者は金銭的な心配をする必要はありません。
治験による副作用で入院が必要になった場合でも、医療手当が給付されます。また、治験薬だけでなく、検査によって起きた不具合に対しても、治療など適切な処置が行なわれるのが普通です。
治験は強制ではありません。そのため、一度治験モニターへの参加に同意しても、辞退することが可能です。また、治験中であっても、被験者の意思で辞めることができます。
途中で辞めることにより、被験者が不快な思いをしたり不利益をこうむったりすることはありません。通常の診療や治療は継続して受けられるので心配は不要です。
ただし、治験薬を服用したあとに治験を辞退する場合は、被験者の症状を確認しながら慎重に服用を中止する必要があるため、必ず医師の指示に従うようにしましょう。
この章では、実際に治験を受けた方の体験談をご紹介します。
治験に初めての参加でしたが、思っていたよりも参加してみるとスタッフさんもていねいに説明してくれるし、安心できたイメージでした。初めてのロンドンで英語も心配でしたが、治験中は必ず日本人のスタッフさんがいてくれるので、頼る事ができ、あまり困った事はありませんでした。
携帯などの電子機器を使えない時間の娯楽にNetflixやカードゲームを用意してくれましたが、みんなが今回は仲が良かったからいいものの、もし一人が好きな人などいたら、少し時間をつぶすのが大変かと思うので、もう少し小説やまんがなど娯楽があれば良かったなと思います。
治験の滞在期間中にイギリスを充分に楽しむことができたので、参加して良かったです。ありがとうございました。
たまたま空き時間があり今回の治験に参加しました。事前検査から入所まではスムーズに進んでいき対応してくれたスタッフさんも親切で治験に対するイメージも良い方向に変わっていきました。
入所してからは、自分の時間を本を読んだりするのに使い、Wi-Fi環境がちょっと悪いときもありましたが他のボランティアさんたちと話をしたり、ゲームをしたのが楽しく、追加入院もありましたがあっという間に終わった気がしました。
事後検査では時間通りに来ても待たされることもありましたが、用事があるときは、早めに終わらせてくれて、クリニックの人たちもとても親切でした。
治験に参加させていただく前は、無作為の人のグループの中で機械的に投薬を受け経過を観察されるような勝手なイメージを持っていましたが、実際は入所中は他の治験者の人たちと仲良くなり楽しい時間が過ごせましたし、スタッフの方々は日本人の方もそうでない方も大変優しくフレンドリーで常に細かい気遣いをしてくださいました。
治験後、施設が移転した際も、事後検診で道に迷わないように駅まで来て下さったり、スタッフの方々は本当に面倒見が良く親切で、メールでの質問や要望にもすぐ対応して下さり非常に助かりました。
スクリーニングから事後検診まで始終安心して参加させていただくことができ、常に健康診断を定期的にしていただけたのも今回の治験のメリットの1つだと思いました。
初めての治験ということもあり、一般的な治験に対する怖いイメージが私もあったのですが、インターネットで被験者の方々のブログなどを見て大丈夫かな、と思い参加しました。
実際始まってみると、施設はすごくきれいで(病院なので)、スタッフの方々もとても親切で安心できました。入所中の飲食物はすごく制限されていて、検査中も殆ど寝たきりで少し辛かったです。
入所後の事後検診は、検診内容や検査結果はわからないままですが、アフターケアをすごく良くして頂き感謝しています。支払いについては、支払日が前倒しになったものの遅れた際はすごく困りました(笑)が、最終的には予定より早めに全て終わらせて頂いたので結果良しです。結構な額がもらえて多勢の人の為にもなるので機会があればまた参加したいです。
2度目の参加です。前回が比較的楽だったので、今回は毎日のカニューレ等、少し大変でしたが、全体としてはこんなものかな、という感じです。日本人スタッフの皆様には今回もお世話になりました。食事も十分いただいて、健康になった気がします。どうもありがとうございました。
ロンドンの旅行のついでに参加させていただきました。治験に対して、どこか暗いイメージ(危険だとか)あったのですが、スタッフの方は皆とても親切で、何かしらの問題があった場合にも、すぐに対応できる体制ができているようでした。また、薬が世に出る前の段階の一つに参加できたことは貴重な体験でした。ありがとうございました。
入所初日の持ち物検査で、洗顔関係のものがすべて薬品が混じっているということで取り上げられてしまったのが痛かったです。でもその後、使っても大丈夫な代わりのものを買ってきてもらったので助かりました。
軽い気持ちで受けた今回の治験ですが、スタッフの対応も丁寧で私個人の意見としては、とても満足しております。
英語圏での治験ですが、日本人スタッフのサポートにより言葉の問題もなく安心して治験を受けることができました。食事は外のカフェ等で食べるより病院の方が美味しかったです。
治験は、承認前の新しい薬などの安全性や効果を確認する目的で行なわれます。
通院タイプと入院タイプがあり、治験のために生活に関する一定の制限が入るケースも少なくありません。
特に入院タイプでは、起床から就寝、食事内容まで厳密に管理されることがほとんどです。拘束時間に応じた謝礼金・協力金が支払われます。
治験は誰でも参加できるわけではなく、治験の内容ごとに条件が定められるのが一般的です。条件に適合しても事前検査の結果次第では参加できないケースもあります。
また、治験は強制ではないため、参加に同意したあとや治験中であっても、被験者の意思で辞退することも可能です。
治験を受けたことがない方は不安に感じる部分も多いかもしれませんが、体験談を見てわかるように、実際には不安を感じることは少ないようです。
リッチモンド・ファーマコロジーは、イギリスを拠点として海外での治験を行なっています。日本人スタッフも数多く在籍しているため、言語面での心配はありません。
海外治験は一般的に謝礼金なども手厚いため、治験に興味がある方は、一度リッチモンド・ファーマコロジーにご相談ください。